「どのくらいの人が受けているの?」
「合格率って高いの?」
「他の団体はどう活用しているの?」
検定試験を受けるときに疑問を持ったことはありませんか?
銀行業務検定試験では年5回ほど、会場試験における試験結果や導入団体の活用事例などをまとめた機関紙『事務局報』を発行しています。
団体受験いただいた金融機関を中心に配布しているものですが、一部を抜粋して公式ホームページで誰でも閲覧できるように公開しています。
そこで本記事では、『事務局報』の内容についてご紹介します。
■ 成績データはここまで見える!
『事務局報』では、各回の検定試験ごとに以下のようなデータを詳細に掲載しています。
✓受験種目ごとの応募者数・受験者数・合格者数・合格率
✓業態(都銀・地銀・信金・信組など)別の平均点や傾向
✓正答率の低かった設問の分析
✓年齢・勤続年数の平均値(受験者アンケートより)
たとえば、2025年3月に実施された第160回銀行業務検定では、財務3級における全体の合格率は33.3%、平均点は49.97点(合格点は60点)でした。
業態別では、全体の平均点49.97点に対して都銀は64.38点と平均点が高い傾向が見られます。
■ 個人受検者の自己評価や今後の学習計画の参考にもなる
個人受験者に送付される「成績通知」にも、全体の合格率やご自身の所属している業態における平均点が掲載されていますが、他業態の動向や受験者における年齢・勤続年数などは記載されていません。
『事務局報』のデータを併せてみることで、金融業界全体における現在の自分の立ち位置が確認できますので、今後のキャリアを築くうえでの参考にしてください。
また、次に何を受験するかを検討する際の参考資料としてもご活用いただければと考えています。
■ 成績優秀団体も紹介中!
さらに『事務局報』では、毎回、試験で高得点を収めた団体等を表彰し、その取組みも紹介しています。受験のモチベーションアップにつながるだけでなく、「どのように銀行業務検定試験に取り組んでいるのか」という他社事例を知ることができる貴重な機会です。
■ どこで見られるの?
機関紙『事務局報』は、銀行業務検定試験の公式サイトにてバックナンバーを含めて公開中です。
合格を目指す方、導入を検討中の方、ぜひ一度チェックしてみてください。
▼事務局報(スコープ)を見る
https://www.kenteishiken.gr.jp/scope.php
《参考情報》
・コンプライアンス・オフィサー認定試験の会報はこちら
・社会人ホスピタリティ検定試験の会報はこちら